職業の話

職業の話を生徒さんに振られることが多いです。

 

わたしの子どもの頃と違ってキャリア教育というのに力を入れている様子。

 

わたしの考えだと、やりたいことをやれるのは本当に一部の人で、やりたいことがある人って言う人はよかれあしかれ、その道を邁進するしかない。

 

それ以外の人は、「向いている」「向いていない」「どのくらいのレベルの生活をしたいか」くらいのことで、職種なり職業を考えたらいいと思います。

わたしはそれで失敗したので。

 

お金持ちになりたいんだったら、シンクタンクだとか、経営コンサルだとか外資系の銀行だとかで働くのが良いと思います。

 

地元で働きたいなら、医者か地方公務員くらいしかないでしょう。

 

塾講師は獣道みたいなものなので、気楽に働けるし、自分の時間はたくさん取れると言う意味では楽しいし、やりがいもあるし、子どもは可愛いし、いいことづくめなのですが、お金持ちになれないです。

 

わたしの住んでいる地方の求人を見ていると、正社員で月給十五万円というのが多いです。

 

それで「それってどのくらいのお金?」というのを生徒さんに説明します。

 

家賃が五万円で光熱費携帯のお金で三万円消えるし、税金と健康保険代で二万円とか消えるから、残りがだいたい五万円。

一週間に一万円使えると言うことは1日に使えるお金が千円とちょっと。

 

と言う説明をすると、「えー」ってなります。

 

そんなに殺伐としていない職業で、ストレスがなくて向いている職業を探す一番のいいことは、アルバイトでちょっと試すということなので、高校生だとか大学生のうちにいろいろやってみるといいです。

 

わたしは勉強が楽しかったので、勉強をしていましたが、アルバイトをしなかったことについてはかなり後悔しています。

 

生徒さんにはありのままの不景気の話をします。